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http://hdl.handle.net/11665/523
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タイトル: | シャントPTA後に発症した仮性内シャント瘤の一例 |
著者: | 飯井, 克明 大仲, 玄明 長田, 裕明 中島, 博之 京極, 方久 |
キーワード: | 病的狭窄 血液透析 バルーン血管形成術 血管疾患 腎不全 インターベンショナル超音波診断 動脈瘤 ブラッドアクセス |
発行日: | 2014年12月 |
出版者: | 三菱京都病院 |
引用: | 三菱京都病院医学総合雑誌(1342-7520)21巻 Page35-38(2014) |
抄録: | 症例は66歳女性。IgA腎症による慢性腎不全のため、14年間左前腕の同一内シャントで人工透析を受けていた。2013年7月、内シャントの血管エコー検査で吻合部から3cm中枢での狭窄を指摘され、経皮的血管形成術(PTA)を受けた。12日後にPTA穿刺部に軽度圧痛を伴う痂皮様変化が認められ、感染が疑われた。抗生剤を処方されたが改善なく、さらに9日後、急速に嚢状に拡大した。感染による仮性内シャント瘤と診断され、緊急で瘤切除術および内シャント再造設術を施行した。術翌日には穿刺による透析が可能で、術後3日目に退院となった。病理検査では感染を認めず、静脈の動脈化と結晶体にまとわりついたカルシウム沈着を認めた。PTA穿刺部がこの結晶体が集簇した部位であったため、止血が不十分となり、仮性瘤を生じたものと考えられた。【著者抄録】 |
URI: | http://hdl.handle.net/11665/523 |
ISSN: | 1342-7520 |
出現コレクション: | 第21巻
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