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タイトル: 補助循環を要したが集約的治療により改善をみた重症肺血栓塞栓症の1例
著者: 櫛山, 晃央
渡邊, 利光
夜久, 英憲
加藤, 雅史
横松, 孝史
河野, 裕
溝口, 哲
三木, 真司
吉田, 章
キーワード: 血栓塞栓症
肺塞栓症
補助循環
集学的治療
人工心肺
X線CT
呼吸困難
発行日: 2014年12月
出版者: 三菱京都病院
引用: 三菱京都病院医学総合雑誌(1342-7520)21巻 Page23-25(2014)
抄録: 心原性ショックを呈した急性肺血栓塞栓症の予後は不良であるが、早期診断・治療によりその予後は大きく異なることが知られている。症例は78歳、女性。2014年1月末より増悪する呼吸困難感を認め、1月某日当院紹介受診となる。来院時、血圧55/29mmHg、HR 101bpmとショック状態であった。胸部造影CTを施行し、両側肺動脈主幹部に陰影欠損を認め肺血栓塞栓症と診断した。抗凝固療法や血栓溶解剤投与にても状態改善せず、代謝性アシドーシスが進行したため、経皮的心肺補助装置(percutaneous cardiopulmonary support:PCPS)を導入した。その後、速やかに状態は改善し、第20病日、独歩にて退院となった。今回われわれは速やかにPCPSを導入することで著明な改善を得た1例を経験したので報告する。【著者抄録】
URI: http://hdl.handle.net/11665/520
ISSN: 1342-7520
出現コレクション:第21巻

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