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第30巻 >

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タイトル: レルベアでも残存する喘息患者の「昼間の咳」に対するテリルジーの効果 日中の症状の改善と末梢気道閉塞の改善について
著者: 安場, 広高
キーワード: 咳嗽
末梢気道閉鎖
テルリジー
発行日: 2024年2月
抄録: 【目的】喘息患者において,ICS/LABAで夜間症状が治まっても,気温の変化,運動時,会話時などに起こる日中の咳,痰,喘鳴が続く例がしばしば見られ,コロナ禍では特に問題視されていた.LAMAには咳感受性を低減する作用があるとされており,SITT(ICS/LABA/LAMA)に変更することによって「昼間の咳」が改善するかどうかを検討した.【方法・対象】ICS/LABAのレルベアから同一デバイスのICS/LABA/LAMAであるテリルジーに変更することによって,昼間の咳や日中の症状が改善した患者の率を調べ,肺機能とACTが改善するか検討した.【結果】38例において,ICSが等量のレルベアからテリルジーへ切り替えたところ,咳などの昼間の症状は23例で消失,8例で改善し,有効率は82%(31/38)であった.有効であった31例中,切り替え前後で比較することができた例では,%FEV1.0,%MMEF,ACTも有意に上昇した.5%以上の改善が見られた例は%FEV1.0では25%にすぎなかったが,%MMEFでは68%に達した.【結語】咳をはじめとする日中の症状に対し,レルベアからテルリジーへの変更が有効であった.日中の症状が改善した例では末梢気道閉塞の改善が顕著であった.
URI: http://hdl.handle.net/11665/3017
ISSN: 1342-7520
出現コレクション:第30巻

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