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第30巻 >

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タイトル: 当院緩和ケア病棟における危篤判定モデルの有用性の検討
著者: 菊地, 綾子
吉岡, 亮
谷山, 朋彦
堀, 哲雄
大津, 裕佳
平本, 秀二
キーワード: ターミナルケア
緩和ケア病棟
予後予測
発行日: 2024年2月
抄録: この研究の目的はがん終末期患者の臨終に家族が立ち会えるように当院で運用した危篤判定モデルの有用性を検討することである.調査対象は当院緩和ケア病棟で死亡した154人で,危篤判定モデルは血圧,酸素飽和度や複数の身体的兆候の組み合わせを利用した.結果として,危篤判定された患者のうち76.4%が2日以内に死亡した.一方7.8%の患者は危篤判定から7日以上経過してから死亡した.9.1%の患者は危篤判定されることがないまま死亡が確認された.当院で運用した危篤判定モデルは一定の有用性があった.危篤判定が間に合わない急死や,早やすぎる危篤判定による患者家族の負担を考慮しながら,当院では今後も本モデルを活用予定である.
URI: http://hdl.handle.net/11665/3015
ISSN: 1342-7520
出現コレクション:第30巻

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