当院における腹部大動脈人工血管置換術後のリハビリテーションの現況

Abstract

[背景と目的] 腹部大動脈瘤人工血管置換術後の在院日数と術前身体機能との関連性を明らかとすること。 [対象と方法] 当院で腹部大動脈瘤人工血管置換術を施行された患者のうち基準を満たした患者41名とし、10日以内に退院した早期退院群、11日以上の退院遅延群の2つに群分けし、術前身体機能(SPPB、10m最速歩行時間)との関連性を調査した。 [結果] 術前身体機能との関連性は示されなかった。eGFRは2群間において有意差を認めた。 [考察] 術後早期離床が在院日数に影響を及ぼすが、本研究においては術前身体機能との関連性は明らかにはされなかった。