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タイトル: 気管支喘息における好酸球性副鼻腔炎(ECRS)の合併 合併率、肺機能、微生物の特異IgE抗体について
著者: 安場, 広高
キーワード: ECRS
好酸球性副鼻腔炎
bronchial asthma
気管支喘息
Staphylococcus aureus enterotoxin
黄色ブドウ球菌毒素
発行日: 2020年1月
抄録: 【目的】気管支喘息の重要な併存症である好酸球性副鼻腔炎(ECRS)について、気管支喘息患者におけるECRSの合併率や肺機能との関係については詳しい報告がない。また、ECRSの病因論として種々の微生物IgE抗体の関与が示唆されている。【方法】定期通院中の喘息患者395例について、JESREC基準を用いてECRSの合併率と肺機能への影響を検討した。さらに、種々の微生物に対する特異IgE抗体を測定しECRS群とそれ以外で比較した。【結果】中等症・重症のECRSの合併率は、治療Step 1と2の軽症喘息では17%に過ぎなかったが、Step3と4の中等症・重症喘息では45%であり有意に高率であった。肺機能は、%FEV1.0には差がなかったが、末梢気道閉塞の指標である%MMFはECRS合併例で有意に低値であった。総IgEと、SE-A・SE-B・カンジダの特異IgEが、ECRS合併例で有意に高値であった。これらは、軽症に比べ中等症・重症喘息でも有意に高値であった。対照とした、スギ、ダニ、アスペルギルス、トリコフィトンIgEには有意差はなかった。【結語】中等症・重症の喘息の約半数にECRSが合併し、末梢気道閉塞が高度となる。ECRSの合併には微生物IgEの関与も示唆される。
URI: http://hdl.handle.net/11665/1795
ISSN: 1342-7520
出現コレクション:第26巻

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