KINTORE >
三菱京都病院 >
三菱京都病院医学総合雑誌 >
第26巻 >
このアイテムの引用には次の識別子を使用してください:
http://hdl.handle.net/11665/1793
|
タイトル: | 進行がん患者における終末期がん薬物療法の画像診断による中止と予後の関連 |
著者: | 平本, 秀二 菊地, 綾子 吉岡, 亮 堀, 哲雄 長島, 健悟 |
キーワード: | 進行がん患者 終末期がん薬物療法 画像診断 |
発行日: | 2020年1月 |
抄録: | 終末期がん薬物療法の臨床的意義はよくわかっていない。がん患者における電子カルテ情報から2011年8月から2016年8月に死亡した患者を後方視的に調査した。主要評価項目は最終的な薬物投与時における予後因子解析で、副次評価項目は終末期症状や終末期治療との関連を調べることである。300例あり最終薬物投与から14日以内死亡が16(5.3%)例、30日以内死亡が50(16.7%)例であった。30日以内死亡における多変量解析にてECOG-PS、GPS1、GPS2と画像診断による中止判断が有意な予後因子として上がった。30日以内死亡群において悪心・嘔吐と平均輸液量が有意に多かった。画像診断によるがん薬物療法の中止判断は終末期がん薬物療法における有意な予後因子であり、終末期がん薬物療法を継続するかどうかの臨床的な決定に有用である可能性がある。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11665/1793 |
ISSN: | 1342-7520 |
出現コレクション: | 第26巻
|
このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。
|