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タイトル: 骨盤内後腹膜腫瘤に対して腹腔鏡下手術で診断に至った単中心性Castleman病の1例
著者: 小林, 弘尚
櫻井, 梓
中妻, 杏子
松本, 有紀
砂田, 真澄
佐々木, 聖子
藤本, 真理子
堀江, 克行
キーワード: Castleman病
後腹膜
腹腔鏡手術
発行日: 2019年3月
抄録: 今回われわれは子宮筋腫の変性痛を契機に偶然発見された骨盤内後腹膜発生のCastleman病を経験した。症例は37歳の2回経産婦。右下腹部痛を主訴に当院を受診し、MRI検査で子宮背側の5cm大の漿膜下筋腫と右外腸骨動脈沿いに3cm大の後腹膜腫瘤を偶然認めた。造影CT検査、PET-CT検査を施行し、後腹膜腫瘤はCastleman病を第一に疑った。診断加療を目的として、腹腔鏡下に子宮筋腫核出術と後腹膜腫瘤切除を行った。最終病理診断で、後腹膜腫瘤はヒアリン血管型Castleman病と診断した。術後1年経過しているが再発や転移所見を認めない。単中心性Castleman病は症状がないことが多く、偶然発見されることが多い。診断には病理検査が必須である。腹腔鏡下に腫瘤切除が可能であった1例を報告する。
URI: http://hdl.handle.net/11665/1760
ISSN: 1342-7520
出現コレクション:第25巻

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