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タイトル: 急性期病院における認知症の人の医療
著者: 中村, 重信
寺田, 博
キーワード: 緩和ケア
死亡診断書
認知症
ターミナルケア
地域社会ネットワーク
ホスピスケア
急性期病院
発行日: 2014年8月
出版者: 洛和会ヘルスケアシステム
引用: 洛和会病院医学雑誌(1341-1845)25巻 Page7-13(2014.08)
シリーズ番号/レポート番号: 25;
抄録: 認知症の人は多くの疾患を合併するが、身体合併症も認知症を悪化させ、本人や家族の生活に支障を来たすので対応が必要である。本人や家族の意向を認知症初期に話し合い、合併症が生じた時の指針とする。認知症の人の医療や介護を暮らしの場で行うことが提言されている。そのため、急性期病院での入院を短期間にして、かかりつけ医や家庭医(総合診療医)による診療あるいは訪問看護を行うことが勧められる。認知症の人が身体合併症を起こした場合、急性期病院への入院を必要とすることがある。そのような折に、急性期病院は入院を断らず、認知症ケア専門チームの助けを得て、身体合併症に対応することが勧められる。急性期病院と地域の医師の間で信頼関係を構築して、互の連携を密にする。その際、都市部と遠隔地では違った取り組みをしなければならない。また、癌治療で行われているような緩和ケアも認知症の人に応用し得る。認知症の人の数は急激に増加しているため、急性期病院でも認知症の人への医療に多大な努力を注ぐ必要がある。(著者抄録)
URI: http://hdl.handle.net/11665/369
ISSN: 1341-1845
出現コレクション:25巻

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