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http://hdl.handle.net/11665/3086
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タイトル: | アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の取り組み −京都市山科区の場合− |
その他のタイトル: | Approach to Advance care planning(ACP) − In the case of Yamashina Ward, Kyoto City − |
著者: | 江藤, 孝史 |
キーワード: | アドバンス・ケア・プランニング(ACP) 人生会議 人生の最終段階における医療 超高齢化・多死社会 |
発行日: | 2025年3月31日 |
出版者: | 洛和会ヘルスケアシステム |
引用: | 洛和会病院医学雑誌(1341-1845)36巻 Page40-46(2025.03) |
抄録: | アドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:ACP)とは、「もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組み」のことである。超高齢化・多死社会の国内においてACPを普及させることは本人の意思が尊重された自分らしい最期を家族の理解のもとで迎えることを可能とし、人生の最終段階における医療の質向上につながることが期待される。しかしながら国内の普及率は低く、ACPを「よく知っている」一般国民は3.3%、人生の最終段階における医療・療養について家族や医療介護関係者と「詳しく話し合っている」のは2.7%とされる(厚生労働省;平成29年度人生の最終段階における医療に関する意識調査結果)。京都市山科区の普及活動として区内居住者を対象とした「わたしの緊急情報シート事業」が行われており、本人が望む医療の普及が期待される。ACPの啓蒙に向けた取り組みを地域単位から行うことで国内ACP普及率を向上させ、質の高い終末期医療提供が可能となる社会構築が求められる。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11665/3086 |
ISSN: | 1341-1845 |
出現コレクション: | 36巻
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