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http://hdl.handle.net/11665/3049
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タイトル: | 膠原病に伴う間質性肺炎合併COVID-19肺炎に対するサイトカイン抑制治療の意義 2症例の検討 |
著者: | 宮本, 千晴 井上, 綾華 山根, 隆志 |
キーワード: | COVID-19 膠原病性間質性肺炎 皮膚筋炎 JAK阻害薬 Dexamethasone Methylprednisolone 関節リウマチ 筋炎 自己抗体 X線CT 病勢悪化 パルス療法 肺炎-間質性 Tofacitinib IFIH1 Interferon-Induced Helicase Baricitinib Remdesivir |
発行日: | 2023年8月31日 |
出版者: | 加古川市民病院機構 |
引用: | 加古川市民病院機構学術誌 12巻 Page11-14(2023.08) |
シリーズ番号/レポート番号: | 12; |
抄録: | 一例目は抗ARS抗体陽性皮膚筋炎に対して,少量ステロイド,シクロスポリン,ミコフェノール酸モフェチルで寛解維持されていた71歳女性.COVID-19に罹患し,ステロイドパルス,バリシチニブ,レムデシビルで治療された.治療開始より症状は改善し,バリシチニブは10日間で終了されたが,その3日後急激に呼吸状態は悪化した.再度ステロイドパルス施行も改善せず,間質性肺炎の増悪を疑いバリシチニブを再開したところ,呼吸状態は徐々に改善し,寛解に至った.二例目は抗MDA抗体陽性皮膚筋炎に対して,少量ステロイドとトファシチニブで寛解維持されていた51歳女性.COVID-19に罹患し,胸部CTですりガラス影を認めた.デキサメタゾン,レムデシビルを追加投与され,トファシチニブは継続された.治療開始より順調に改善し,間質性肺炎の増悪もなく入院25日目に退院となった.上記二例においてCOVID-19にも間質性肺炎にもサイトカインを抑制するJAK阻害薬が有効であったと考えられる.(著者抄録) |
URI: | http://hdl.handle.net/11665/3049 |
ISSN: | 2189-1567 |
出現コレクション: | 12巻 2023
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