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12巻 2023 >

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タイトル: 膠原病に伴う間質性肺炎合併COVID-19肺炎に対するサイトカイン抑制治療の意義 2症例の検討
著者: 宮本, 千晴
井上, 綾華
山根, 隆志
キーワード: COVID-19
膠原病性間質性肺炎
皮膚筋炎
JAK阻害薬
Dexamethasone
Methylprednisolone
関節リウマチ
筋炎
自己抗体
X線CT
病勢悪化
パルス療法
肺炎-間質性
Tofacitinib
IFIH1 Interferon-Induced Helicase
Baricitinib
Remdesivir
発行日: 2023年8月31日
出版者: 加古川市民病院機構
引用: 加古川市民病院機構学術誌 12巻 Page11-14(2023.08)
シリーズ番号/レポート番号: 12;
抄録: 一例目は抗ARS抗体陽性皮膚筋炎に対して,少量ステロイド,シクロスポリン,ミコフェノール酸モフェチルで寛解維持されていた71歳女性.COVID-19に罹患し,ステロイドパルス,バリシチニブ,レムデシビルで治療された.治療開始より症状は改善し,バリシチニブは10日間で終了されたが,その3日後急激に呼吸状態は悪化した.再度ステロイドパルス施行も改善せず,間質性肺炎の増悪を疑いバリシチニブを再開したところ,呼吸状態は徐々に改善し,寛解に至った.二例目は抗MDA抗体陽性皮膚筋炎に対して,少量ステロイドとトファシチニブで寛解維持されていた51歳女性.COVID-19に罹患し,胸部CTですりガラス影を認めた.デキサメタゾン,レムデシビルを追加投与され,トファシチニブは継続された.治療開始より順調に改善し,間質性肺炎の増悪もなく入院25日目に退院となった.上記二例においてCOVID-19にも間質性肺炎にもサイトカインを抑制するJAK阻害薬が有効であったと考えられる.(著者抄録)
URI: http://hdl.handle.net/11665/3049
ISSN: 2189-1567
出現コレクション:12巻 2023

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