KINTORE >
加古川中央市民病院 >
加古川市民病院機構学術誌 >
12巻 2023 >
このアイテムの引用には次の識別子を使用してください:
http://hdl.handle.net/11665/3043
|
タイトル: | 歯科技工技術の顎顔面領域外科処置への応用 頤部骨延長術における延長器位置決めシーネ製作の経験 |
著者: | 中谷, 修平 中島, 成美 岩谷, 博篤 福岡, 裕樹 橘, 進彰 |
キーワード: | オトガイ 骨延長法 歯科技工学 スプリント 解剖模型 睡眠時無呼吸 実体模型 歯科技工士 |
発行日: | 2023年8月31日 |
出版者: | 加古川市民病院機構 |
引用: | 加古川市民病院機構学術誌 12巻 Page46-48(2023.08) |
シリーズ番号/レポート番号: | 12; |
抄録: | 近年顎顔面骨の手術では術前に実体模型を製作することが一般的となってきた.今回我々は頤部骨延長術に際し下顎骨実体模型上で延長器の位置決めシーネを製作した.患者は10歳6ヵ月の男児で閉塞性睡眠時無呼吸症に対する頤部骨延長術に際し手術時間の短縮および延長器の平行性の確保を目的とした位置決めシーネ製作を形成外科より依頼された.製作にあたり,まず患者の下顎骨実体模型上で左右のシリンダーが平行になるよう延長器の固定用プレートをベンディングした.その後,模型上に固定し,延長器装着後速やかに撤去可能な形状に即時重合レジンを築盛し完成させた.実体模型を用いて製作したシーネは実際の下顎骨との適合も良好で,施術中の着脱も容易であった.またシリンダーの平行性も確保され予定通りの延長方向へ骨延長がなされた.歯科技工士の技術は歯科治療のみでなく顎顔面部硬組織の処置に対しても臨床上非常に有用となる可能性が示唆された.(著者抄録) |
URI: | http://hdl.handle.net/11665/3043 |
ISSN: | 2189-1567 |
出現コレクション: | 12巻 2023
|
このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。
|