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タイトル: 嚥下障害の鑑別に難渋した延髄外側症候群の一例
著者: 砂川, 智佳
西野, 昌宏
上田, 浩嘉
大江, 将史
西沢, 拓也
柴田, 裕介
山下, 恵実
吉川, 聡司
上田, 剛士
キーワード: 延髄外側症候群
椎骨動脈解離
嚥下障害
咽頭痛
発行日: 2023年3月31日
出版者: 洛和会ヘルスケアシステム
引用: 洛和会病院医学雑誌(1341-1845)34巻 Page37-39(2023.03)
抄録:  58歳男性。安静時に右咽頭痛、嚥下障害を突然発症した。水痘帯状疱疹ウイルスによる右Ⅸ・Ⅹ脳神経障害を疑いアシクロビルとプレドニゾロンの投与を開始したが、第6病日に右Horner徴候、左顔面温痛覚低下、左上下肢・体幹の温痛覚低下を新たに認め、頭部MRIで右椎骨動脈解離による延髄外側症候群と診断した。  咽頭痛を伴う嚥下障害の鑑別に椎骨動脈解離による延髄外側症候群がある。延髄外側症候群は多彩な神経学的異常所見を呈するが、初期には異常所見が少なく経時的に神経障害が進行することがあるため、神経診察を繰り返すことが重要である。
URI: http://hdl.handle.net/11665/2945
ISSN: 1341-1845
出現コレクション:34巻

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