KINTORE >
洛和会音羽病院 >
洛和会病院医学雑誌 >
34巻 >
このアイテムの引用には次の識別子を使用してください:
http://hdl.handle.net/11665/2942
|
タイトル: | 硝子体黄斑牽引症候群を合併した加齢黄斑変性の2例 |
著者: | 宮本, 紀子 栗山, 晶治 |
キーワード: | 加齢黄斑変性 硝子体黄斑牽引症候群 |
発行日: | 2023年3月31日 |
出版者: | 洛和会ヘルスケアシステム |
引用: | 洛和会病院医学雑誌(1341-1845)34巻 Page21-26(2023.03) |
抄録: | 硝子体黄斑牽引症候群(VMTS)を合併した加齢黄斑変性(AMD)に対して硝子体注射施行後、黄斑円孔(MH)となった症例を経験したので報告する。症例1;77歳男性。AMDに対するアフリベルセプト硝子体注射(IVA)6回目前にVMTSを認め、IVA6回目1カ月後にMH(Stage 3)となった。硝子体手術(PPV)を施行後、MHは閉鎖し、その後3カ月間AMDの再発を認めていない。症例2;83歳女性。AMDに対するIVA4回目前にVMTSを認め、IVA4回目1カ月後にMH(Stage 1)となった。その1カ月後AMDの再発で黄斑浮腫(ME)が増加した結果、牽引は緩み、MHは不明瞭になった。IVA5回目施行1週後MEは減少したが、1カ月後に再び牽引が強くなり、MH(Stage 1)となった。さらに1カ月後 AMDの再発でMEが増加し、牽引が緩んでMHは不明瞭になり、IVA6回目を施行した。MHでStage 2以上の場合、手術の適応になるが、Stage 1でAMDの再発に伴う牽引の強弱によりVMTSを繰り返す場合は硝子体切除後の抗VEGF薬の効果なども考慮しながら、PPVを検討する必要があると考えられた。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11665/2942 |
ISSN: | 1341-1845 |
出現コレクション: | 34巻
|
このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。
|