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http://hdl.handle.net/11665/2816
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タイトル: | 薬剤過量内服と鑑別を要した急性アルコール中毒の1例 |
著者: | 越田, 祐旭 藤浪, 好寿 中田, 一弥 佐藤, 圭路 切田, 学 |
キーワード: | 急性中毒 中毒診療 アルコール アシドーシス 血液ガス分析 鑑別診断 薬物過剰摂取 血中アルコール濃度 |
発行日: | 2021年8月 |
出版者: | 地方独立行政法人 加古川市民病院機構 |
引用: | 加古川市民病院機構学術誌(2189-1567)10巻 Page17-20(2021.08) |
抄録: | 諸言:2020年の1年間で当院救急科を受診した急性中毒症例は37例である。今回、薬剤過量内服と鑑別を要した急性アルコール中毒を報告する。症例:60歳代半ばの男性、睡眠薬を大量内服したと心理士に報告した翌日、同心理士と電話中に反応が途絶えたため救急要請に至った。搬入時、JCS III-300以外はvital signsの逸脱はなく、血液ガス分析でLactate 8.5mmol/Lと高値であった。トライエージDOAはすべて陰性であったが、薬剤過量内服にて入院となった。搬入6時間後も意識レベルの改善はなく、Lactateは14.3mmol/Lまで漸増した。血漿浸透圧は383mOsm/L(血中推定アルコール濃度450mg/dL)であった。搬入9時間後に意識は清明となり、大量飲酒の上1日分の睡眠薬を内服したと発言したため、急性アルコール中毒と確定診断した。考察:乳酸アシドーシスを呈している際は急性アルコール中毒も考慮するべきである。(著者抄録) |
URI: | http://hdl.handle.net/11665/2816 |
ISSN: | 2189-1567 |
出現コレクション: | 10巻 2021
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