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http://hdl.handle.net/11665/1764
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タイトル: | HIV/AIDSに合併した腸管穿孔・中毒性巨大結腸症を伴う全結腸型壊死性大腸炎を救命した1例 |
著者: | 喜多, 貞彦 武田, 亮二 水野, 克彦 吉村, 直生 松村, 泰光 荒木, 吉朗 粟根, 雅章 髙橋, 滋 青島, 朋裕 大野, 博司 安井, 寛 |
キーワード: | 中毒性巨大結腸症 HIV/AIDS 腸管穿孔 全結腸型壊死性腸炎 AIDS(診断,合併症) S状結腸疾患(X線診断,外科的療法,合併症) 回腸造瘻術 巨大結腸-中毒性(X線診断,外科的療法,合併症) 結腸切除 大腸炎(X線診断,外科的療法,合併症) X線CT 腸穿孔(X線診断,外科的療法,合併症) 腸炎-壊死性(X線診断,外科的療法,合併症) |
発行日: | 2019年3月31日 |
出版者: | 洛和会ヘルスケアシステム |
引用: | 洛和会病院医学雑誌 (1341-1845)30巻 Page112-117(2019.03) |
抄録: | 症例は53歳男性。1週間前からの発熱、腹痛、下痢を主訴に救急外来を受診した。来院時血液検査では高度の炎症反応の上昇を認めた。CT検査では、全大腸にわたる壁肥厚を認め、重症全大腸炎の診断にて入院となった。また、入院後の精査にて、HIV陽性、CD4陽性細胞は著明に低下しており、HIV感染によるAIDSの状態であった。補液、抗生剤にて治療を行っていたが、入院10日目に、高熱、腹痛の増悪、ショックを来したため、CT検査を再度施行したところ下腹部を中心にfree airを認めたため、下部消化管穿孔とそれに伴う敗血性ショックと診断し、緊急開腹手術を施行した。開腹するとS状結腸に穿孔を認め、結腸全体の漿膜は比較的保たれていたが、腸管粘膜は全結腸にわたり壊死を来していた。そのため全結腸切除+回腸人工肛門造設を行った。術後7日目に直腸断端が破綻し腹腔内膿瘍を来したが、膿瘍ドレナージにて改善した。その後の経過は良好で、術後32日目にHIV治療目的で感染症科に転科となった。外科的治療にて救命し得たAIDS状態で発症した全結腸型壊死性大腸炎の1例を経験した。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11665/1764 |
ISSN: | 1341-1845 |
出現コレクション: | 30巻
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