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30巻 >

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タイトル: HIV/AIDSに合併した腸管穿孔・中毒性巨大結腸症を伴う全結腸型壊死性大腸炎を救命した1例
著者: 喜多, 貞彦
武田, 亮二
水野, 克彦
吉村, 直生
松村, 泰光
荒木, 吉朗
粟根, 雅章
髙橋, 滋
青島, 朋裕
大野, 博司
安井, 寛
キーワード: 中毒性巨大結腸症
HIV/AIDS
腸管穿孔
全結腸型壊死性腸炎
AIDS(診断,合併症)
S状結腸疾患(X線診断,外科的療法,合併症)
回腸造瘻術
巨大結腸-中毒性(X線診断,外科的療法,合併症)
結腸切除
大腸炎(X線診断,外科的療法,合併症)
X線CT
腸穿孔(X線診断,外科的療法,合併症)
腸炎-壊死性(X線診断,外科的療法,合併症)
発行日: 2019年3月31日
出版者: 洛和会ヘルスケアシステム
引用: 洛和会病院医学雑誌 (1341-1845)30巻 Page112-117(2019.03)
抄録: 症例は53歳男性。1週間前からの発熱、腹痛、下痢を主訴に救急外来を受診した。来院時血液検査では高度の炎症反応の上昇を認めた。CT検査では、全大腸にわたる壁肥厚を認め、重症全大腸炎の診断にて入院となった。また、入院後の精査にて、HIV陽性、CD4陽性細胞は著明に低下しており、HIV感染によるAIDSの状態であった。補液、抗生剤にて治療を行っていたが、入院10日目に、高熱、腹痛の増悪、ショックを来したため、CT検査を再度施行したところ下腹部を中心にfree airを認めたため、下部消化管穿孔とそれに伴う敗血性ショックと診断し、緊急開腹手術を施行した。開腹するとS状結腸に穿孔を認め、結腸全体の漿膜は比較的保たれていたが、腸管粘膜は全結腸にわたり壊死を来していた。そのため全結腸切除+回腸人工肛門造設を行った。術後7日目に直腸断端が破綻し腹腔内膿瘍を来したが、膿瘍ドレナージにて改善した。その後の経過は良好で、術後32日目にHIV治療目的で感染症科に転科となった。外科的治療にて救命し得たAIDS状態で発症した全結腸型壊死性大腸炎の1例を経験した。
URI: http://hdl.handle.net/11665/1764
ISSN: 1341-1845
出現コレクション:30巻

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