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http://hdl.handle.net/11665/1739
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タイトル: | 2型糖尿病合併透析例の治療切り分けと評価パラメーター−pp-CPIによる分析− |
著者: | 西銘, 圭蔵 齋藤, 和洋 近藤, 守寛 |
キーワード: | 2型糖尿病 透析 C-ペプタイド pp-CPI インスリン離脱 C-Peptide 血液透析 腎不全-慢性(治療,診断,合併症) 糖尿病-2型(薬物療法,診断,合併症) 糖尿病性腎症(治療,診断) ロジスティックモデル ROC曲線 治療成績 BMI Dipeptidyl-Peptidase IV Inhibitors(治療的利用) Insulins(治療的利用) |
発行日: | 2019年3月31日 |
出版者: | 洛和会ヘルスケアシステム |
引用: | 洛和会病院医学雑誌 (1341-1845)30巻 Page92-97(2019.03) |
抄録: | 2型糖尿病合併透析者のインスリン治療の要否を決定するパラメーターの本格的な臨床疫学的検討は行われていない。今回、自験2型糖尿病合併透析者112例(うち、インスリン使用39例;34.8%)を対象にインスリン有無を目的変数とし、血糖、postprandial-CPI(以下、CPI)、グリコアルブミン(GA)、HbA1c、BMIを説明変数として研究を行った。その結果、インスリン要否に関して、CPIカットオフ値は5.2(AUC0.8563、感度84.6%、特異度74.0%)であることが判明した。CPIカットオフ値5.2以下症例では64.0%(32/50)がインスリンを使用しており、一方、CPI5.2超群のインスリン使用率は11.3%(7/62)であった。また、インスリン使用群の最大CPI値は7.6であった。これらのことから、CPI5.2以上群のインスリン使用症例に関してはインスリン離脱の可能性があり、DPP-4阻害剤やαグルコシダーゼ阻害剤を重ねながら離脱の検討を要する。さらにはCPI7.6超症例のインスリン使用者は、基本的に離脱を考慮すべきである。以上の結果に基づき、一例のインスリン離脱例を呈示した。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11665/1739 |
ISSN: | 1341-1845 |
出現コレクション: | 30巻
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