DSpace コミュニティ: 三菱京都病院が発行する医学雑誌
http://hdl.handle.net/11665/444
三菱京都病院が発行する医学雑誌
2024-03-28T14:04:02Z
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Comparison of bone fusion rate between titanium fiber mesh(TFM) cage and polyetheretherketone(PEEK) one in one-level transforaminal lumbar interbody fusion(TLIF)
http://hdl.handle.net/11665/2921
タイトル: Comparison of bone fusion rate between titanium fiber mesh(TFM) cage and polyetheretherketone(PEEK) one in one-level transforaminal lumbar interbody fusion(TLIF)
著者: Akiyama, Norihiro
2022-12-31T15:00:00Z
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乳癌関連上肢リンパ浮腫は回避しうるか? 後方視的観察研究
http://hdl.handle.net/11665/2920
タイトル: 乳癌関連上肢リンパ浮腫は回避しうるか? 後方視的観察研究
著者: 多久和, 晴子; 井崎, 恵美; 竹内, 恵
抄録: 上肢リンパ浮腫は乳癌手術において,最も避けたい術後合併症の一つである.手術中に低温切開装置を用いることによって乳癌関連上肢リンパ浮腫(breast cancer related lymphedema;BCRL)が回避でき,患者に有益となるかを検証した.またBCRL発症例に対し,リンパ浮腫を予防するための生活指導や理学療法による介入を行い,介入後の経過についても検討を行った.当院で腋窩操作を含む乳癌手術を行った450例の診療録を後方視的に観察した.434例が対象となったコホート1では電気切開装置を用いて手術を行った患者群をBCRL発症群22例と非発症群412例を比較して発症リスクの検証を行い,コホート2では16例を対象として乳房再建を行った患者群のうち,電気切開装置ForceTriverceを用いて手術を行った10病変と低温切開装置PlasmaBladeを用いた9病変との比較検証を行った.コホート1のうち,BCRLを発症した22例の患者で検証した術後の排液量のBCRL発症には関連が示唆され(p=0.023),排液量の少ない患者ではそのほかの術後合併症の発症も少ない傾向があった(HR2.28,95%CI 1.04-5.02,p=0.040).低温切開装置は術後排液量を減少させる効果があると考えられ,BCRLを含む術後合併症を回避しうると考える.さらにBCRLを発症した患者22例に対してリンパ浮腫指導や複合的理学療法を行った結果,生活の質の低下を防ぐためにこうした介入が有効であると考えられた.
2022-12-31T15:00:00Z
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好酸球性副鼻腔炎を合併した気管支喘息に対するビレーズトリ経鼻呼出法の効果
http://hdl.handle.net/11665/2919
タイトル: 好酸球性副鼻腔炎を合併した気管支喘息に対するビレーズトリ経鼻呼出法の効果
著者: 安場, 広高
抄録: 好酸球性副鼻腔炎(ECRS)を合併した気管支喘息にはICS経鼻呼出法が有用であることを示してきたが,ICS/LABA/LAMAの3剤合剤であるビレーズトリも経鼻呼出法が有用かどうかについて検討した.49例においてビレーズトリ経鼻呼出法を開始したところ,副鼻腔CT所見(LMS)が有意に改善し,肺機能(%FEV1.0)と自覚症状(ACT score)も有意な改善が見られた.さらに,ICSを増量するためにビレーズトリにHFA-BDP 400μg/dayを追加したダブル経鼻呼出法が有効な例も存在した.強力な気管支拡張作用とECRS改善効果を持つビレーズトリ経鼻呼出法が有用であることが示された.
2022-12-31T15:00:00Z
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起立性調節障害の治療過程に漢方薬を併用した5症例の報告
http://hdl.handle.net/11665/2918
タイトル: 起立性調節障害の治療過程に漢方薬を併用した5症例の報告
著者: 長田, 加寿子; 野崎, 浩二
抄録: 当科では,起床困難や倦怠感のため登校が困難となっている小中学生に対し,諸検査で異常を認めなかった場合に新起立試験を行っている.起立性調節障害(orthostatic dysregulation:OD)の診断基準を満たし,非薬物療法(水分・塩分摂取,生活リズム改善など)や従来のOD治療薬単独では効果がなく,漢方薬を併用した症例の中で1年以上経過観察できた5症例を報告する。愁訴が比較的少なく長期内服できていた症例では,ODにみられる各症状に漢方薬の併用が有効であった.
2022-12-31T15:00:00Z