DSpace コレクション: 2019年
http://hdl.handle.net/11665/1714
2019年
2024-03-25T10:47:13Z
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30巻投稿規定
http://hdl.handle.net/11665/1766
タイトル: 30巻投稿規定
2019-03-30T15:00:00Z
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HIV/AIDSに合併した腸管穿孔・中毒性巨大結腸症を伴う全結腸型壊死性大腸炎を救命した1例
http://hdl.handle.net/11665/1764
タイトル: HIV/AIDSに合併した腸管穿孔・中毒性巨大結腸症を伴う全結腸型壊死性大腸炎を救命した1例
著者: 喜多, 貞彦; 武田, 亮二; 水野, 克彦; 吉村, 直生; 松村, 泰光; 荒木, 吉朗; 粟根, 雅章; 髙橋, 滋; 青島, 朋裕; 大野, 博司; 安井, 寛
抄録: 症例は53歳男性。1週間前からの発熱、腹痛、下痢を主訴に救急外来を受診した。来院時血液検査では高度の炎症反応の上昇を認めた。CT検査では、全大腸にわたる壁肥厚を認め、重症全大腸炎の診断にて入院となった。また、入院後の精査にて、HIV陽性、CD4陽性細胞は著明に低下しており、HIV感染によるAIDSの状態であった。補液、抗生剤にて治療を行っていたが、入院10日目に、高熱、腹痛の増悪、ショックを来したため、CT検査を再度施行したところ下腹部を中心にfree airを認めたため、下部消化管穿孔とそれに伴う敗血性ショックと診断し、緊急開腹手術を施行した。開腹するとS状結腸に穿孔を認め、結腸全体の漿膜は比較的保たれていたが、腸管粘膜は全結腸にわたり壊死を来していた。そのため全結腸切除+回腸人工肛門造設を行った。術後7日目に直腸断端が破綻し腹腔内膿瘍を来したが、膿瘍ドレナージにて改善した。その後の経過は良好で、術後32日目にHIV治療目的で感染症科に転科となった。外科的治療にて救命し得たAIDS状態で発症した全結腸型壊死性大腸炎の1例を経験した。
2019-03-30T15:00:00Z
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プライマリーAVFの作製後から初回穿刺までの期間についての検討
http://hdl.handle.net/11665/1757
タイトル: プライマリーAVFの作製後から初回穿刺までの期間についての検討
著者: 細川, 典久; 日比, 新; 笠原, 優人; 藤野, 文孝; 山内, 博行; 佐々木, 裕二; 岡田, 晃一; 中村, 智宏; 近藤, 守寛
抄録: 2014年1月から12月の間に作成したプライマリーAVF76例において、その術後から初回穿刺までの期間とその後の開存率について検討した。当院では可能な限り早期穿刺を試みており、そのためもあって、作成後から初回穿刺までの期間が4.3日であった。12ヵ月の時点では一次開存率68%で、二次化開存率76%、36ヵ月では一次開存在率60%、二次開存率66%であり、早期穿刺は開存率に大きな影響を与えないことが明らかになった。
2019-03-30T15:00:00Z
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セフメタゾール投与中に重篤な出血イベントを生じた3例
http://hdl.handle.net/11665/1745
タイトル: セフメタゾール投与中に重篤な出血イベントを生じた3例
著者: 関, 雅之; 池知, 景子; 坂口, 拓夢; 有馬, 丈洋; 伊藤, 航人; 青島, 朋裕; 神谷, 亨
抄録: 近年、基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(extended-spectrum β-lactamase:ESBL)産生菌による感染症が増加傾向にあり、カルバペネム系抗菌薬の使用頻度の増加が懸念されている。一方、抗菌薬適正使用の観点から、ESBL産生菌による感染症の非重症例ではセフメタゾール等のセファマイシン系抗菌薬が用いられるようになり、今後その使用頻度の増加が予想される。しかし、セフメタゾールの使用で稀ではあるがビタミンK欠乏、低プロトロンビン血症から重篤な出血が生じることがあり十分な注意が必要とされる。今回我々は、セフメタゾール投与中に重篤な出血イベントを生じた3例を経験した。3例とも高齢、腎機能障害、低栄養等の背景を有し、出血を契機にビタミンK欠乏が疑われた。また1例は出血が関連して死亡の転帰を辿った。セフメタゾール使用中は致死的な出血傾向が生じうることを認識し、高リスク例ではビタミンK補充やプロトロンビン時間のモニタリングを行うことが重要と考える。
2019-03-30T15:00:00Z