DSpace コミュニティ: 加古川市民病院機構が発行する学術雑誌です
加古川市民病院機構が発行する学術雑誌です
http://hdl.handle.net/11665/2793
2024-03-28T15:49:42Z
2024-03-28T15:49:42Z
新型コロナウイルス感染症に従事する職員のストレスとワークエンゲージメントに関する実態調査
山田, 恭子
山本, 直子
河上, 悠哉
山根, 隆志
圓尾, 文子
大西, 祥男
http://hdl.handle.net/11665/2957
2023-05-19T16:30:09Z
2022-08-30T15:00:00Z
タイトル: 新型コロナウイルス感染症に従事する職員のストレスとワークエンゲージメントに関する実態調査
著者: 山田, 恭子; 山本, 直子; 河上, 悠哉; 山根, 隆志; 圓尾, 文子; 大西, 祥男
抄録: 2020年以降、医療従事者のストレスに関する調査が数多く報告されている。その中で、医療従事者は社会的な偏見や差別などを受け、精神的負担を強く受けていたことが明らかになっている。当院においても、コロナ禍以降、様々な制約や制限により慢性的なストレス状態にあることが懸念された。そこで、COVID-19に特化したストレス尺度であるTMDPとPHQ-9、GAD-7、PSS-10とWEスコアをアンケート調査により測定し実態を明らかにした。その結果、各尺度ともに先行研究のカットオフ値を大きく上回り、中等度~重度を示す値となった。一方でワークエンゲージメントに関しては大きく減少していないことが明らかになった。(著者抄録)
2022-08-30T15:00:00Z
ICUサテライトファーマシーにおける薬品管理の現状と課題
碁盤, 智子
http://hdl.handle.net/11665/2956
2023-05-19T16:30:08Z
2022-08-30T15:00:00Z
タイトル: ICUサテライトファーマシーにおける薬品管理の現状と課題
著者: 碁盤, 智子
抄録: ICUでは一般病棟に比べて指示により薬剤を投与することが多いため、定数管理している薬品のコスト漏れを日々薬剤師がチェックしているものの定数に戻らず、臨時の薬品請求をする頻度が高くなっている。そこでその原因と課題について検討するために、看護師が使用した薬剤について、払い出し記録と使用した薬剤数を5日間連続で突合し、薬品管理の現状を調査した。薬剤を使用する際、現状では薬剤を持ち出し、記録をし、コストを取るという3つの作業があるため漏れというミスが発生すると考えられた。その対策の一つとして、薬剤師による実施済み入力への関与や薬剤を使用する際に3つの作業を一元管理できるシステム等の導入の必要性が示唆された。(著者抄録)
2022-08-30T15:00:00Z
V-A ECMO導入直後に人工肺入口側圧上昇し回路交換を行った急性心筋梗塞の1例
弓削, 聡
岡, 佳伴
三木, 悠資
青田, 恭朋
尹, 成哲
http://hdl.handle.net/11665/2955
2023-05-19T16:30:10Z
2022-08-30T15:00:00Z
タイトル: V-A ECMO導入直後に人工肺入口側圧上昇し回路交換を行った急性心筋梗塞の1例
著者: 弓削, 聡; 岡, 佳伴; 三木, 悠資; 青田, 恭朋; 尹, 成哲
抄録: 静脈脱血-動脈送血の体外式膜型人工肺(veno-arterial extracorporeal membrane oxygenation:V-A ECMO)導入直後に人工肺入口側圧力(入口圧)が上昇し、回路交換に至った急性心筋梗塞(acute myocardial infarction:AMI)の症例を経験した。症例は60歳代男性。緊急カテーテル検査準備中に心肺停止(cardiopulmonary arrest:CPA)となり、V-A ECMOを導入した。開始7分後から灌流量の低下を認め、入口圧が400mmHg以上、人工肺出口側圧力との圧較差が350mmHg以上と異常圧力勾配を認めた。人工肺の異常と判断し、回路交換を行った。経皮的冠動脈形成術(percutaneous coronary intervention:PCI)を施行後、大動脈バルーンパンピング(intra-aortic balloon pumping:IABP)を導入し、ICUへ入室した。第7病日にV-A ECMOを離脱し、第61病日に転院先にて独歩退院となった。人工肺の電子顕微鏡解析では中空糸の一部に血小板様の血液凝固物はあったが、入口圧上昇の原因となる所見は認められなかった。入口圧の異常上昇は原因不明であることが多く、未然に防ぐことは困難である。回路内圧測定を確実に行うことで早期異常の発見、安全な管理に繋がると考える。(著者抄録)
2022-08-30T15:00:00Z
ムスリム妊婦・児への食支援の取り組みと今後の対策
友田, 早紀
米田, 志帆
中村, 恭葉
http://hdl.handle.net/11665/2954
2023-05-19T16:30:10Z
2022-08-30T15:00:00Z
タイトル: ムスリム妊婦・児への食支援の取り組みと今後の対策
著者: 友田, 早紀; 米田, 志帆; 中村, 恭葉
抄録: 当室では産科外来と連携し、宗教上食事に配慮が必要な妊婦に対して入院前に禁止食品の食事相談を行っている。今回は入院前の介入により妊娠糖尿病のムスリム初産婦・児へスムーズに食事提供をすることが出来た一例を報告する。入院2日前に妊婦と夫へ禁止食品を確認した。当院で採用しているミルクは豚肉由来の油脂を含むため、含まないミルクの情報提供を行い、母乳不足に備えミルクを準備しておくことを推奨した。出産後、児は日齢2で低血糖が遷延したが持参のミルクにより対応可能となった。入院前の食事相談により委託給食会社と情報共有していたため母へは食事を、児へはミルクを滞りなく提供することが出来た。しかし、事前の食事相談では不足があり追加訪室が必要となったため、情報収集が1回で済むよう禁止食品の食事相談シートを作成した。今後は他診療科でも対象患者に禁止食品の食事相談シートを活用していきたい。(著者抄録)
2022-08-30T15:00:00Z